カリエスリスク(だ液)検査の実施
だ液の検査を行い、あなたのお口の中にいる虫歯になりやすい菌数や、唾液の性状(ネバネバ、さらさら、アルカリ性の強さ)を調べることにより虫歯になりやすいかどうかを調べるテストです。
また、あなたの日常の食生活や歯医者さんへの定期的なメンテナンス(定期的なフッ素塗布やポリッシング、スケーリング等)を総合的に分析することにより、あなたの本当の虫歯の原因がわかります。
検査方法
検査はとっても簡単で、ガムを咬んでもらい唾液を採取するだけです。
また、食生活等についての問診もございます。
大切なだ液の役目って?
だ液は虫歯に対する抵抗力を持っています。
●自浄作用(虫歯の原因菌などを洗い流す)
●緩衝能(口の中を中性に戻す能力)
●抗菌作用(菌の活性を弱める効果) ・・・です。
唾液はアルカリ性です。
お口の中に食べ物が入ってくると、虫歯菌が酸を出します。
酸性に傾いたお口の中では、歯がどんどん解かされていきます!
しかし、すぐには虫歯になりません。これは、だ液のアルカリ性が虫歯菌が出した酸と中和することにより、お口の中の環境を中性に戻してくれ、虫歯になりにくくしてくれています。
つまり、だ液の出る量が少ない方や、だ液のアルカリ性が弱ければ虫歯になるリスクが高いと言えましょう。
むし歯になる原因
虫歯の原因となるものは大きく3つに分けられます
1.虫歯菌の数
2.お口の中の抗菌力、歯の強さ
3.食生活環境
この3つの輪の重なり部分が虫歯になるという意味です。
3つのうち、1つでも改善してくると虫歯になりにくくなります。
もちろん、全て改善する方がベストです。